Fondazione Prada|“LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK” AT PRADA AOYAMA TOKYO 2024.10.24 – 2025.1.13

Fondazione Prada|“LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK” AT PRADA AOYAMA TOKYO 2024.10.24 – 2025.1.13

Prada Aoyama_Fitch-Trecartin Ryan Trecartin Stills from Waives Back (Whether Line), 2019-2024 4K 60fps color video with stereo audio Photo: Courtesy the artist

「PRADA」は、2024年10月24日から2025年1月13日まで「PRADA」青山店にて、「PRADA」財団の支援のもと「Lizzie Fitch / Ryan Trecartin: It Waives Back」展を開催する。ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「PRADA」青山店6階を会場に、米国のコラボアーティスト、フィッチ/トレカーティンによる本作のアジア初展示、そして2人の日本初個展となる。

リジー・フィッチ(1981年、米国インディアナ州ブルーミントン生まれ)と、ライアン・トレカーティン(1981年、米国テキサス州ウェブスター生まれ)は、オハイオ州アセンズを生活・活動の拠点としている。2000年にロードアイランド・スクール・オブ・ デザインで出会って以降、共同で活動。過去の作品は、アメリカ・ニューヨーク/ホイットニー美術館(2006年)、アメリカ・ロングアイランドシティ/MoMA PS1(2011年)、フランス/パリ市立近代美術館(2011~12年)、イタリア/ヴェネ チア・ビエンナーレ(2013年)、ドイツ・ベルリン/クンストヴェルケ現代美術センター(2014~15年)、ノルウェー・オスロ/アストラップ・ファーンリー美術館 (2018年)、イタリア・ミラノ/プラダ財団(2019年)など、世界各地の一流施設で展示されている。フィッチとトレカーティンは、ノンリニア映像と没入型インスタレーションを融合するコラボレーション活動で名を馳せ、作風はリゾームのようなナラティブと内部崩壊する作劇論が特徴となっている。主人公たちは流動的なジェンダーロールと、テレビのリアリティ番組やSNSで描かれるアイデンティティの和やかな衝突における断片的な主観性のあり方を体現している。

Prada Aoyama_Fitch-Trecartin Ryan Trecartin Stills from Waives Back (Whether Line), 2019-2024 4K 60fps color video with stereo audio Photo: Courtesy the artist


本作は新作の映画と彫刻で構成され、アーティスト2人がオハイオ州の田舎に 自宅とスタジオを移した2016年に始まった、より大きな作品群の一部となる。 作品のベース部分は「PRADA」財団から委託を受け制作され、映画一作品と幅広いアニメーション作品、そしてミラノの「PRADA」財団にある複数の建物にまたがるサウンドデザインで構成される大規模なマルチメディアインスタレーションとして、 『Whether Line』というタイトルで2019年に発表。映画の舞台となったのは、フィッチらがオハイオの敷地に建設した巨大な流れるプールや堀、大型のホビーバーン、そして高さ50フィートの森の見張り塔などからなる常設のセット。この作品は、領土や所有権といった対立する概念、そしてそうした概念が自己の発達に与える影響を中心的テーマとしている。

Ryan Trecartin Stills from TITLE WAIVE, 2019-2024 4K 60fps color video with stereo audio Courtesy the artist


アーティスト2人は、「オハイオで展開する私たちのプロジェクトは、実験とコラボレーションのためのスペースを提供する“ライフ・プロジェクト”となることを意図したものです。私たちの目標はこの空間の目的が進化し、成長していくことです。 この拠点とそこにある構造物を、植物を育ててきたのと同じように育て、培っていきたいと考えています。このプロジェクトは、コラボレーターのより大きなネットワークと呼応するような形で、時間の経過とともに成長し変化するダイナミックな環境として想定しています」と語っている。

Lizzie Fitch | Ryan Trecartin Fish Sticks, 2024 Photo: Courtesy the artists

Lizzie Fitch | Ryan Trecartin with Kenny Curran PanderSun, 2024 Photo: Courtesy the artists

Lizzie Fitch | Ryan Trecartin ReRun, 2024 Photo: Courtesy the artists

Lizzie Fitch | Ryan Trecartin with Kenny Curran Open Fire, 2024 Photo: Courtesy the artists

Lizzie Fitch | Ryan Trecartin with Kenny Curran Mug Off, 2024 Photo: Courtesy the artists

「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」
会期:2024年10月24日(木)~2025年1月13日(月) 場所: PRADA AOYAMA TOKYO
東京都港区南青山 5-2-6
入場料無料

>QUOTATION FASHION ISSUE vol.40

QUOTATION FASHION ISSUE vol.40

The Review:
FW 2024-25 WOMENS / MENS
PARIS MILAN LONDON NY TOKYO
COLLECTION

服に封じられた謎、即刻解いてみせます
但し、最後の一行まで読んでくれるなら

The interview
真理、逆説、仕掛け、設計…
すべてが超一級の現代のミステリオーソたち
Y/PROJECT Glenn Martins
NAMACHEKO Dilan Lurr
mister it. 砂川卓也
Fashion Journalist Asley Ogawa Clarke
Fashion Journalist Gianluca Cantaro

CTR IMG