GUCCI|GUCCI ART PROJECT-Tadanori Yokoo-

GUCCI|GUCCI ART PROJECT-Tadanori Yokoo-

Photo: Courtesy of Gucci

2025 年、「GUCCI」は、創造性を通じたコミュニティとの共創をテーマに日本国内でアートプロジェクトを多面的に展開。その取り組みのメインとなるのが、日本を代表するアーティストである横尾忠則氏との展覧会である。

Photo: Courtesy of Gucci

「GUCCI」と横尾のつながりは、2020 年にグッチ渋谷 ミヤシタパークのオープニングを飾ったウィンドウ アートプロジェクトまで遡る。ダイナミックで創造的なコラボレーションをさらに発展させ、東京・銀座の グッチ銀座 ギャラリーにて、横尾氏の個展「横尾忠則 未完の自画像 – 私への旅」を2025年4月23日(水)から開催。

本展のテーマである「未完」とは、芸術の創造性は完成された瞬間よりも、むしろ未完成であることにこそ宿るという 、横尾が一貫して掲げてきた美学に基づいている。1960年代より約60年に渡り、千変万化するスタイルと森羅万象に及ぶテーマを駆使しながら数々の作品を生み出してきた横尾は、ひとつの完成形にはとどまらず、常に変貌と挑戦を繰り返してきた。

その姿勢は、常に進化を続ける「GUCCI」というブランドの在り方とも響き合う。決して一つの「完成」に安住することなく、常に新しい表現の可能性に挑戦して変貌を重ね、「未完」の「旅」を続けてきた横尾の「横尾忠則 未完の自画像 – 私への旅」と題した本展。

美術評論家の南雄介氏によるキュレーションのもと、「旅」を想起させるテーマを描いた横尾作品を中心に、今回初公開となる自画像や家族の肖像など最新作 6 点を 含めた約 30 点の作品が展示される。また、本展のために特別に解放された屋上スペースでは、1970 年の大阪万博で大きな話題を呼んだ、「未完」のイメージをシンボリックに提示した真っ赤な足場のインスタレーションを再現した作品もダイナミックに展開。また、2025年4月26日(土)より6月22日(日)までの間、東京の世田谷美術館にて「横尾忠則 連画の河」も開催され、都内で同時期に横尾氏の作品を鑑賞できる。

さらに、グッチ銀座 ギャラリーでの展覧会に加え、世界の注目が集まる大阪にもアートプロジェクトを展開予定。 ファッションブランドとして初めて「瀬戸内国際芸術祭 2025」の公式パートナーを務める「GUCCI」は、2025 年、瀬戸内エリア、東京、大阪の3つのロケーションを結ぶ多面的な取り組みによって、アートとファッションのつながりを一層強固にしていくという。

「横尾忠則 未完の自画像 – 私への旅」
開 催 場 所:グッチ銀座 ギャラリー

(東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座 7階)

日 程:2025年4月23日(水)– 8月24日(日)予定(会期中無休)
営 業 時 間:11:00 – 20:00(最終入場 19:30)
入 場 :無料(予約優先制)
ご来場予約 :https://line.me/R/app/1601842270-wAXNyj2g

※開催内容・時間は予告なしに変更となる可能性あり。

※屋上スペースの展示は天候・時間によっては鑑賞できない場合あり。

URL :https://www.gucci.com/jp/ja/nst/gucci-ginza-gallery

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