Kadokawa Culture Museum|角川武蔵野ミュージアムにて、ダリのアートを体感できる展示「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」が5月31日まで開催中
スペイン出身のサルバドール・ダリは、20世紀を代表するアーティスト。油絵をはじめ、彫刻、版画、衣装デザインを手がけるなど、幅広く活躍した。その世界感を巨大映像空間で360度没入できるデジタルアート劇場「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」が、「ところざわサクラタウン」内「角川武蔵野ミュージアム」1階のグランドギャラリーにて5月31日(金)まで開催中。
さまざまなアプローチから全身でダリを体感できるこの展覧会は、大きく3つの会場で構成される。
第1会場は、ダリを感じる「体感型デジタルアート劇場」と「言葉の回廊」。彼を代表する「記憶の固執」(1931)、「聖アントワーヌの誘惑」(1946)、「レダ・アトミカ」(1949)など、世界的に知られる数々の名作をはじめ、写真、インスタレーション、映画、記録写真などから構成される映像が床や壁面360度に映し出される。映像は12幕に分かれ、各幕ではダリの生涯における様々な時代の作品や、ダリの思想や目指した表現ごとに、数多くの作品が映し出される。鑑賞のしかたに決まりはなく、場内を歩き、立ち止まり、時には座り、来場者が自由に動くことで、その人だけの展覧会を楽しむことができる。
続く第2会場は、「永遠の謎 ダリ!ダリ?」と題した、ダリを学ぶ展示空間。ダリ生誕の地・フィゲラスにある、彼自身が設計や内装を手がけたダリ劇場美術館や当時のパリの劇場をイメージした空間で、ダリの生涯をたどることができる年表を展示する。
そして第3会場はダリを楽しむフォトスポット。会場入口のホワイエには、誰でも入れる無料のフォトスポットを設置。ダリの有名な作品「記憶の固執」や「聖アントワーヌの誘惑」、さらにダリ当人の写真が壁面を大きく飾る。場内にはダリの髭を模した小道具や「中に入れる卵」などが置かれ、来場者は様々な写真を撮ることができる。
「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―(英語タイトル: Salvador Dali – Endless Enigma)」 会期: 2024年5月31日(金)まで 会場: 角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー 住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン内 時間: 日~木10:00~18:00/金・土 10:00~21:00 ※最終入館は閉館の30分前 休館日: 第1・3・5火曜日 公式サイト: https://kadcul.com/event/170
Creative Direction: Gianfranco Iannuzzi Created by : Gianfranco Iannuzzi – Renato Gatto – Massimiliano Siccardi KCM Editing: Rino Tagliafierro Production: Culturespaces Digital® ©角川武蔵野ミュージアム