Louis Vuitton|旅の真髄(こころ)を讃えるフォトブック「ファッション・アイ」シリーズに3つのタイトルが加わる。ウィーン、香港、ドーヴィルの3地域を舞台にファッションフォトグラファーが描く新たな地平線
FASHION EYE VIENNA Photo: ©︎Louis Vuitton
FASHION EYE HONG KONG Photo: ©︎Louis Vuitton
FASHION EYE DEAUVILLE Photo: ©︎Louis Vuitton
「ルイ・ヴィトン」は1854年の創業以来、旅の真髄(こころ)を讃え続けている。この秋、フォトブックシリーズ「ファッション・アイ」から、「ウィーン by ステファニー・モシャマー」、「香港 by フランク・ホーヴァット」、「ドーヴィル by オマー・ヴィクター・ディオプ」の3シリーズが加わる。本作は既刊のタイトルと同様に、ファッション・フォトグラファーの眼差しを通した、国や地方、都市、訪問先の姿が描かれている。
FASHION EYE VIENNA Photo: ©︎Louis Vuitton
FASHION EYE HONG KONG Photo: ©︎Louis Vuitton
Photo: ©︎Louis Vuitton
オーストリアの写真家、ステファニー・モシャマーがウィーンを自流の遊び心やユーモアを添え、故郷を描写する。また、イタリア生まれのフランスの写真家、フランク・ホーヴァットは1960年代の香港の風景を捉え、多くの未発表のモノクロ写真のセレクションを通して、群衆で賑わう街並みを写し出す。セネガルの写真家、オマー・ヴィクター・ディオプは、ノルマンディー沿岸のリゾート地として知られているドーヴィルの建築や街を通して、出自であるダカールとの深い関わりを探る。
FASHION EYE VIENNA Photo: ©︎Louis Vuitton
FASHION EYE HONG KONG Photo: ©︎Louis Vuitton
FASHION EYE DEAUVILLE Photo: ©︎Louis Vuitton
メゾンの旅の真髄(こころ)を表現するために、写真というメディアは必需的な表現形態。その編集プロセスは、フォトブックをインディペンデントメディアとして確立させるための思索が施されている。それには、フォトブックの視覚的語彙をあらゆる形で絶えず刷新するという明らかな目的がある。紙や装丁、レイアウト、印刷工程などに職人技術を駆使し、それぞれの特色を活かした仕上げとなっている。著者やデザイナー、印刷業者の作品であるということを誇示するため、とも。タイトルにあるようにそれぞれ異なる場所で異なる視点を持って向かうため、目的地によって変化する。「ファッション・アイ」の各タイトルは、厳選された写真を大判で紹介しながら、フォトグラファーの経歴、彼 らインタビュー、批評的エッセーを収録。本シリーズを通して、才能ある若手、経験豊富なフォトグファー、ファッション写真界の重鎮たちよって繰り広げられるユニークな対話。現代のクリエーションを、あまり知られていない歴史的な遺産と対峙させ、アプローチと美の観点から決定的な意味を持たせた写真集シリーズとなっている。
FASHION EYE VIENNA Photo: ©︎Louis Vuitton
ファッション・アイ 香港 1962年、フランク・ホーヴァットは、ドイツの雑誌「Revue」から、作家のディーター・ ラットマンと組んで世界各地の主要都市を紹介する特集を組むよう依頼があった。こうして1962年後半、2人は当時英国統治下にあり、それまでの10年間に中国からの移民が 大量に流入していた香港に滞在することになった。ホーヴァットは、何もない空間を想像できないほどの溢れる人、住居、物そして標識で縦方向に造り上げられた都市に出逢い、一気に魅了された。この街は、モノクロで写真の構図を決め、フレームを被写体で埋めるのを好むフォトグラファーのスタイルに完璧に一致。しかし依頼を受けて手掛けた大部分の作品は、当時出版された記事に含まれず、本書ではその非公開写真を収録している。 仕様 Arcoset Extra White 140gおよびTakeo Tela White 80gに印刷。 ISBN:978-2-36983-401-4 80ページ
FASHION EYE HONG KONG Photo: ©︎Louis Vuitton
ファッション・アイ 香港 1962年、フランク・ホーヴァットは、ドイツの雑誌「Revue」から、作家のディーター・ ラットマンと組んで世界各地の主要都市を紹介する特集を組むよう依頼があった。こうして1962年後半、2人は当時英国統治下にあり、それまでの10年間に中国からの移民が 大量に流入していた香港に滞在することになった。ホーヴァットは、何もない空間を想像できないほどの溢れる人、住居、物そして標識で縦方向に造り上げられた都市に出逢い、一気に魅了された。この街は、モノクロで写真の構図を決め、フレームを被写体で埋めるのを好むフォトグラファーのスタイルに完璧に一致。しかし依頼を受けて手掛けた大部分の作品は、当時出版された記事に含まれず、本書ではその非公開写真を収録している。 仕様 Arcoset Extra White 140gおよびTakeo Tela White 80gに印刷。 ISBN:978-2-36983-401-4 80ページ
FASHION EYE DEAUVILLE Photo: ©︎Louis Vuitton
ファッション・アイ ドーヴィル オマー・ヴィクター・ディオプは、ビジュアルアーチストとしての色彩感覚、雰囲気、構図、ファッションの世界、そしてポートレート写真を融合させた作品で注目を集めている。2022年、「プランシュ・コンタクト」フェスティバル主催のクリエーティブレジデンスを「ファッション・アイ」シリーズの一タイトルとして紹介することを目的に、ディオプはドーヴィルに招かれた。彼は、幼少期を過ごしたダカールの大西洋の浜辺を彷彿させるノルマンディーの海辺の通りを歩きながら、そこで見る風景をカメラに収めていく。ディオプは、リゾート地に建つ家や建築物のインパクトを再描画して強調し、他のキャラクターや別人格をカメオ出演させることで、それらを個人的な旅の舞台にしている。すべては、故郷を離れたダカール出身者としての彼の内なる想いの現れ。この新シリーズは、おそらくディオプによる真に自伝的な作品として初となるものであり、そこには、現在と過去、複合的なアイデンティティー、そして異なる文化の価値観、伝統、声、思想が並置されている。 仕様 Symbol Freelife Gloss Premium White170gおよびGardaPat Kiara90gに印刷。 ISBN:978-2-36983-403-8 120ページ