Pace Gallery|Claes Oldenburg「This & That」

Pace Gallery|アメリカ人アーティスト Claes Oldenburg 個展「This & That」(いろいろ)を7月17日より開催

Claes Oldenburg, Geometric Mouse, Scale B, 1971
© Claes Oldenburg, courtesy Pace Gallery

Paceギャラリーでは7⽉17⽇(木)から8⽉23⽇(土)の期間、アメリカ⼈アーティスト クレス・オルデンバーグの個展「This & That」(いろいろ)を開催する。

1960年代から2000年代半ばにかけてオルデンバーグが制作したシリーズ作品の中から、彫刻と版画を紹介。活気あふれる本回顧展では、オルデンバーグの創作における多様性に焦点を当て、類を⾒ない彼の⾵変わりな世界観に浸りながら、⽇本⽂化との共鳴や接点を⾒出せる機会となるだろう。

「さまざまな」あるいは「雑多なもの」といった意味を持つ本展のタイトル「This & That」だが、日本語の訳題は「いろいろ」とつけられ、漢字で表現すると「⾊」という漢字を重ねる。「⾊」は本来、⾊彩や⾊合いを意味するが、物の⾒た⽬、あるいは⽐喩的には、英語の「カラフル」と同様、「⾊気」といったニュアンスを含むことも。

「いろいろ」という⾔葉は、オルデンバーグが熱⼼に⽇⽤品の中に美や意味を⾒出し、それらを芸術の対象として真剣に再構築してきた姿勢を反映している。彼は⽇常に埋もれている凡庸なあれこれを愛情を込めて掬い上げ、アートとして命を吹き込んできた。
本展は、広義にはオルデンバーグの芸術における多様性と複製性、そしてイメージの変化に対する深い関⼼に光を当てるものとなる。彼は世界各地で⼤規模なパブリック・アート作品を数多く⼿がけたことで知られるが、さまざまなメディウムを駆使し、より⼩さなサイズのオブジェも制作した。

「マルチプル・オブジェは彫刻家にとって版画を複製することと同様の解決策であった」と、オルデンバーグは述べている。

Claes Oldenburg, N.Y.C. Pretzel, 1994
© Claes Oldenburg, courtesy Pace Gallery

Claes Oldenburg, Profiterole, 1989-90
© Claes Oldenburg, courtesy Pace Gallery
Claes Oldenburg and Coosje van Bruggen, Tied Trumpet, 2004
© Claes Oldenburg, courtesy Pace Gallery
Claes Oldenburg and Coosje van Bruggen, Knife Ship 1:12, 2008
© Claes Oldenburg, courtesy Pace Gallery

Claes Oldenburg「This & That」(いろいろ
会期:2025年7月17日(木)〜8月23日(土)
会場:Pace ギャラリー
住所:東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 1-2階

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