Pace gallery|Joan Jonas: Drawings Curated by Adam Pendleton

Joan Jonas, Untitled, n.d. WORK ON PAPER watercolor pencil on paper 5-7/8″ × 8-1/4″ (14.9 cm × 21 cm), sheet 8-5/8″ × 11″ × 1-1/2″ (21.9 cm × 27.9 cm × 3.8 cm), framed No. 94685
© Joan Jonas / Artists Rights Society (ARS), New York.
Pace 東京では、2025年5月17日から6月28日まで、アメリカ人作家ジョーン・ジョナスの紙作品の展覧会を開催。本展は、 ジョナスの長年の友人の一人であるアーティストのアダム・ペンドルトンのキュレーションによるもので、ジョナスの作家活動におけるドローイングの重要性と、1970年の初来日以来続く日本との繋がりを明らかにする。本展は、ジョナスが過去に日本を訪れた際に制作した作品を含み、作家のビデオインスタレーション作品を展示する「時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010」展 (国立新美術館、2025年9月)に先駆けて開催される。

Joan Jonas, Untitled, n.d. WORK ON PAPER watercolor pencil on paper 6″ × 8-3/8″ (15.2 cm × 21.3 cm), sheet 8-3/4″ × 11″ × 1- 1/2″ (22.2 cm × 27.9 cm × 3.8 cm), framed No. 94688 © Joan Jonas / Artists Rights Society (ARS), New York.
1936年ニューヨーク生まれのジョナスは、彫刻家として研鑽を積み、インスタレーションやドローイングなど多分野にまたがる実践を 重ねてきたが、今日では、ビデオアートやパフォーマンスアートの中心的存在となっている。作家は、実験的な創作活動が盛んで あった1960年代から70年代のニューヨークのダウンタウンのアートシーンで注目を集めるようになった。当時は、クレス・オルデ ンバーグ、ロバート・ラウシェンバーグ、ロバート・ホイットマン、シモーヌ・フォルティ、イヴォンヌ・レイナー、トリシャ・ブラウ ン、ジョン・ケージといったさまざまなアーティスト、ダンサー、振付家、音楽家が対話をしながら創作活動を継続。このような環境において、ジョナスは衣装、小道具、台本だけでなく、音楽、ダンス、彫刻、インスタレーションを取り入れたパフォーマンスを作り出す。 この時期の活動について、ジョナスはこのように述べている。「私は、あらゆる分野を取り入れたり、重ね合わせることができる造形 の可能性にまっさきに惹かれたのです」。
Joan Jonas: Drawings Curated by Adam Pendleton
2025年5月17日(土)- 2025年6月28日(土)
Pace ギャラリー 東京都港区虎ノ門 5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 1-2 階