PERROTIN TOKYO|おぼろげなペインティングで想像上の世界を描く、エリザベス・グラスナーの展覧会が開催中
神秘的で幽玄な人物像を描き出すアーティスト、エリザベス・グラスナーの展覧会「Head Games」が、PERROTIN TOKYOにて8月31日まで開催中。
夢のようにおぼろげなペインティングは、美術史、神話、記憶、ポップカルチャーからインスピレーションを得て、既成の枠にとらわれない超現実的な世界を想起させる。エドヴァルド・ムンクをはじめとする象徴主義の画家たちからも影響を受けたグラスナーは、独特な色遣いと技法を用いて心理的な世界を探求している。その想像上の世界には、人も環境も一見絶え間なく変容している不定形のランドスケープと流動的な人物像が息づいている。
本展は、小型絵画15点と大型絵画2点で構成され、グラスナーの画家としての美意識の高さと広がりを示す内容となっている。展示作品にはピクトリアリズム、プロセス、パフォーマンスといった要素が集約され、グラスナーの独特な制作プロセスやその心の内を垣間見ることができる。また新作絵画には、西洋文学やギリシャ神話に基づく物語など、グラスナーが長年関心を寄せてきた複数のテーマが継続して反映されている。
「Head Games」
会期:2024年7月2日(火)〜8月31日(土)
会場:ペロタン東京
住所:東京都港区六本木 6-6-9 ピラミデビル 1F
時間:11:00〜19:00
WEB:https://leaflet.perrotin.com/view/791/undying