re-search|グリッチ刺繍で創り出すキャンバス作品のシリーズが公開
渋谷サクラステージ4Fにあるアートコミュニティスペース 「re-search」にて、アーティスト兼ファッションデザイナーとして活動するヌケメによる展示「Glitch Emroidery」が2月9日(日)まで開催中。
グリッチとは、「データや機器の破損そのもの、もしくは破損しているが再生可能なデータの状態」を意味する。グリッチ刺繍は、コンピューターミシン用の刺繍データのバイナリ(2進数化された情報)を書き換え、針の動きに直接グリッチを起こすことで生み出される装飾技法。あえて誰もが見慣れたロゴやキャラクター部分を「グリッチ」させることで、鑑賞者の認識にバグを起こし、新たな視点を与えている。
本展では、キービジュアルとなっているキャンバス作品のシリーズに加え、パーカーなどに刺繍を入れたグッズも展開される。
ヌケメ「Glitch Emroidery」
会期:2025年1月10日(金)~2月9日(日)
会場:re-search
住所:東京都渋谷区桜丘町1−1 SHIBUYA SAKURA STAGE4F
主催:CCCアートラボ
企画:CCCアートラボ
協力:LEESAYA
入場料:無料
ヌケメ(Nukeme) プロフィール:
1986年岡山県に生まれ、2008年に服飾の専門学校であるエスモード大阪校を卒業後、上京。ファッションや広告業と平行して、テクノロジーを活用した作品制作にも意欲的に取り組んでいる。2012年には文化庁メディア芸術祭にて審査委員会推薦作品に、2023年には上野の森美術館で開催されたVOCA展2024の出展作家に選ばれた。
re-search:
CCC アートラボが手がけるアートコミュニティスペース。次世代アーティストを応援する企画やイベントを通じて、渋⾕をアートの力で盛り上げていく。