SAI|宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を起点としたオリジナル舞台「幻の光~138億光年の BABY」

SAI|演出・小池博史が手がけるオリジナル舞台「幻の光~138億光年のBABY」が1月19日より上演

演劇・舞踊・美術を融合させた空間演出により、舞台・映像制作事業を展開する「小池博史ブリッジプロジェクト-オデッセイ」は、演出家の小池博史が立ち上げたプロジェクト。その最新公演として、オリジナル舞台「幻の光~138億光年のBABY」が、東京・池袋にあるシアターグリーン BASE THEATERにて上演される。期間は2024年1月19日から1月21日まで。パーカッション、サックス、横笛、などの楽器に加え、オペラの生演奏と映像・身体を融合させた約70分の舞台芸術作品となっている。

この舞台の演出を手がける小池氏は、東日本大震災の直後、「自然の前で謙虚であれ」という宮沢賢治の思想が新しい叡智の世界を築くためのヒントであると察した。その後2012年から2015年にかけて、宮沢賢治の代表的な3作品「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」を、能やバリ舞踊の実演家、現代アーティスト、様々なジャンルの音楽家たちと舞台化。小池博史ブリッジプロジェクトのレパートリー作品として国内外で公演を続け、その作品群の累計動員数は1万人超の人気作品群となった。

それから時を経た現在、地球上ではさまざまな自然災害や人災に直面している。今回のオリジナル舞台では、環境問題や人と自然の危機など、現実世界における問題をあらゆる視点から問う。起点となる作品「銀河鉄道の夜」が持つ世界観やメッセージをもとに、宇宙や自然の映像プロジェクション、水と光の照明美術、ダンス、生演奏の音楽を融合させ、一つの舞台として表現していく。

今回のオリジナル舞台について、小池氏は次のようにコメントしている。

「光には必ず影があり、ぼくらはそのうちの明るい方に引き寄せられるが、暗いところでじっと息を潜めている人々がいる。だが、それは、実は世界のほとんどの人々なのだろう。ぼくたちの欲望は、元来はこんな世俗にまみれた世界にはない。宇宙の彼方と呼吸を合わせて、ぼくらは自分のからだの存在を確かめ、安堵したいのだ。そして光をじっと見つめ、光を浴びたいのだ。ぼくらは本当は自由なのだ。と、光を見て叫びたい、と、思っている。」

前売りチケットはオンラインにて販売中。https://maboroshi-baby.peatix.com

「幻の光~138億光年のBABY」 期間: 2024年1月19日(金)〜1月21日(日) 会場: シアターグリーン BASE THEATER 住所: 東京都豊島区南池袋2-20-4

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