Taka Ishii Gallery|中平卓馬の個展がタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルムにて開催中
日本の写真表現の転換期に重要な役割を果たし、今も国内外で現代の写真表現に大きな影響を与え続けている写真家・批評家の中平卓馬の個展「氾濫」が、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルムにて9月14日(土)まで開催中。
本展では、中平の1960年代半ばから2010年代初頭までの軌跡、そして1970年代前半、中平が都市や都市的な建築をテーマにした写真をより意識的に発表していた時期にフォーカスしている。
1974年に東京国立近代美術館での「15人の写真家」展へ出品された「氾濫」は、樹脂ボードに直張りされたカラー写真48点からなる横方向6メートル、縦方向1.6メートルにおよぶインスタレーション作品。本展では「氾濫」と併せて、都市論的作品として「都市・陥穽」のために撮影されたカラー写真や、1973年に週刊誌『朝日ジャーナル』に掲載された地下鉄構内のモノクロ写真などが展示される。
中平卓馬「氾濫」
会期:2024年8月3日(土)〜9月14日(土) ※日・月・祝祭日 定休
会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルム
住所:東京都港区六本木 5-17-1 AXIS ビル 2F
時間:12:00〜19:00