東京都写真美術館|「TOPコレクション 見ることの重奏」展

東京都写真美術館|「写真を見る」という行為を考え、楽しむ展覧会「TOPコレクション 見ることの重奏」が開催

奈良原 一高〈デュシャン/大ガラス〉より
1973 年 東京都写真美術館蔵
©Narahara Ikko Archives

東京都写真美術館の収蔵作品から、よりすぐりの名品を定期的に紹介するシリーズ「TOP コレクション」として、「TOPコレクション 見ることの重奏」展が7月18日(木)から10月6日(日)まで開催される。

本展は、ウジェーヌ・アジェ、マン・レイ、アンドレ・ケルテス、マイナー・ホワイト、奈良原一高といった国内外の巨匠たちから現代作家まで、時代・地域を横断する14名の作家の名品で構成される。テーマである「見ることの重奏」とは、一つの作品を見る時に、作家、批評家、鑑賞者など、さまざまな眼差しが重なることを意味している。

ウジェーヌ・アジェ 《英国ベネディクト会の旧修道院、サン・ジャック通り269番地》1905年
アンドレ・ケルテス 《水面下の泳ぐひと、エステルゴム、ハンガリー 1917年》1917年

また令和5年度新規収蔵作品から、カラー・オフセット・リトグラフで知られるアメリカの写真家 スコット・ハイドと、中国・北京を拠点に活動するアーティスト チェン・ウェイの作品が初公開される。

チェン・ウェイ《New Station – if on a winter’s night》2020 年 © Chen Wei, courtesy of Ota Fine Arts
スコット・ハイド 《無題》 1970年 東京都写真美術館蔵 ©Scott Hyde Estate, courtesy Joseph Bellows Gallery

会期中は出品作家やゲストによる関連イベントのほか、無料のこども向け「夏休みワークシート」の配布なども実施。スマートフォンの浸透によって今や生活の一部となった「写真」を再考し、「写真を見る」という行為を考え、楽しめる展覧会となっている。

「TOPコレクション 見ることの重奏」展
会期:2024年7月18日(木)〜10月6日(日)※毎週月曜 休館(月曜日が祝休日の場合開館、翌平日休館)
会場:東京都写真美術館 3階展示室
住所:東京都目黒区三田1丁目13−3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間:10:00〜18:000(木・金は 20:00 まで、8月30日までの木・金は21:00まで開館)※入館は閉館時間の30分前まで
WEB:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4816.html

図版はすべて東京都写真美術館蔵

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