YUKIKOMIZUTANI|釘町彰 個展「Absentia – 不在の風景 – 」を12月13日より開催

東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEXⅡ内ギャラリー「YUKIKOMIZUTANI」では、12月13日(土)から1月17日(土)の期間、パリ在住の美術家 釘町彰(くぎまち あきら)の個展「Absentia – 不在の風景 – 」を開催する。
これまで一貫して「風景」を主題とし、日本画材を用いて人間と世界との関係を問う絵画表現を探求してきた、釘町。
彼の制作は、和紙に何層にもわたり墨を重ね、その上から膠で溶いた胡粉を幾度も薄く塗り重ねることから始まる。まるで虚空の闇から光が立ち上がるようなプロセスだ。さらに、揉み紙によって生じる皺の表情を、あるときは抽象的な宙として、またあるときは洞窟壁画の表面を辿るようなテクスチュアとして捉える。そこには予定調和を超えた荒涼たる雪山や絶壁、雲や霞に包まれた無人の風景が現れ、膨大な死と生の流転を孕んだ「不在」の中の「在」を感じ取ることを示唆している。
本展では、釘町の過去の代表作から最新作までを展示する。


釘町彰 個展「Absentia – 不在の風景 – 」
会期:2025年12月13日(土)~ 2026年1月17日(土)
会場:YUKIKOMIZUTANI
住所:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEX Ⅱ 1F
時間:12:00~18:00 ※日月祝 休廊 ※12月27日(土)~ 1月5日(月)年末年始休廊
WEB:https://yukikomizutani.com/japanese/