FENDI|Silvia Fendi announced her departure from creative director role of FENDI

FENDI|Silvia Fendi announced her departure from creative director role of FENDI

Photo: Courtesy of FENDI

「FENDI」は、2025年10月1日付でシルヴィア・フェンディが、長年にわたる創造活動への献身を経て、メゾンの名誉会長に就任することを発表。ブランド創業100周年に際しては、メンズコレクションに加えウィメンズコレクションのディレクションも務めるなど、卓越した功績を残してきた。

新たな役職においては、「FENDI」のヘリテージを継承、支援しつつ、ブランドのグローバルな発信をさらに推進し、豊かな歴史、比類なきクラフツマンシップ、そして「FENDI Casa」の世界を広めていく。

シルヴィアは、歴史あるローマのメゾンを創業したフェンディ家の三世代目にあたる。1992年から2019年にかけて故カール・ラガーフェルドのアーティスティックディレクションを支え、1994年以降はアクセサリーとメンズウェアを、近年はウィメンズコレクションを牽引。

シルヴィアは次のように語っている。

「この年月は本当に刺激的なものでした。私は祖母アデーレ、母アンナ、そしてその姉妹たちの名のもとに歩んできました。心はカールに寄せられます。彼は偉大な巨匠であり、そばで共に働くという貴重な機会を与えてくれました。そしてまた、分かち合うことの価値を教えてくれました。それは、フェンディ家の女性たちが代々受け継いできた精神でもあります。そして彼は、私自身のクリエイティブビジョンを育み、守り、やがて自ら羽ばたけるよう導いてくれました。この旅路は本当に素晴らしいものでした。創造の面においても、人間的な面においても。まずカール・ラガーフェルドとの絆を通じて、次にキム・ジョーンズとの歩みを経て、そして何よりも長年にわたり家族の一員のような存在となってくれた素晴らしいチームと共に歩めたことです」

「FENDI」会長兼CEOのラモン・ロスは次のように述べている。

「1992年以来、シルヴィアはフェンディのクリエイティブディレクションに大きな貢献を果たし、ブランドの国際的な成功において極めて重要な役割を担ってきました。彼女のビジョンは、フェンディをローマの職人技に根ざした存在から未来へと導き、ついには創業100周年という節目を祝うに至りました。名誉会長として新たに手がけるプロジェクトが、フェンディのレガシーと価値観を継承するだけでなく、世界のデザインとクラフツマンシップの発展にまで寄与することを期待しています。」

「FENDI」の新たなクリエイティブ体制については、改めて発表される予定。

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