Jean Paul Gaultier|Duran Lantink is appointed as the new permanent Creative Director of the House of Jean Paul Gaultier after its collaborative era

Photo: Courtesy of Jean Paul Gaultier
「Jean Paul Gaultier」は4月15日(日本時間)、長きに渡るデザイナーコラボレーション期を経て、新たな常任クリエイティブ・ディレクターとしてデュラン・ランティンクを招聘を発表。
自身の名を冠し、1976年に設立されたメゾンは、パリのパラドックスの体現を続けている。フレンチスタイルの比喩と型破りな反骨精神、クチュールのクオリティとストリートのスマートさ、衝撃とシックさを融合させる妙な自明の理。
奇抜な仕立てと反体制的な姿勢で知られるジャン=ポール・ゴルチエは、挑発的で遊び心のある声と時代を超えた魅力で、多様な観客にインスピレーションを与え続ける、フランスファッション界の「恐るべき子供」として名声を博した。
他方、デュランはシュールなスカルプチャーオブジェを想起させるデザインフィロソフィーと革新的なディストリビューションで瞬く間にその名を世界中に広げ、2023年7月にANDAM特別賞、2024年にはLVMHプライズにてカール・ラガーフェルドプライズを受賞。2025年3月のパリウィメンズでは自身のブランド「DURAN LANTINK」でランウェイショー形式でコレクションを発表。就任に対して、デュランは「ジャン=ポール・ゴルチエは天才であり、私たちのような人間が自由に扉をくぐり抜け、何の弁解もなくありのままの自分でいられるよう、扉を蹴破った世代の一員です。クリエイティブ・ディレクターに就任できたことは、この上ない名誉。私にとって、ゴルチエは究極の創造精神とサヴォアフェールを体現するメゾンです。挑発的で、常に限界を押し広げています。ファッションを取り巻く様々な分野を融合させ、文化的なムーブメントを生み出し、服の言語や街での着こなし方を変えてきたブランドです」と語っている。
一方でゴルチエは「彼の中に、ファッションを通して感じるエネルギー、大胆さ、そして遊び心は、私がファッションの道を歩み始めた頃に持っていたものです。それは、ファッション界の新たな『アンファン・テリブル(恐るべき子供)』です。ようこそ、デュラン」とコメントしている。
デュランが手掛ける「Jean Paul Gaultier」のデビューコレクションは2025年9月25日にランウェイショー形式で発表されるプレタポルテ、その後2026年1月には自身初となるクチュールコレクションを発表する予定。