LOEWE|FW25 Precollection campaign by Gray Sorrenti

Photo: Gray Sorrenti /Courtesy of LOEWE
「LOEWE」は2025年秋冬プレコレクションのキャンペーンを発表。写真はマリオ・ソレンティの娘であるニューヨーク生まれの写真家。グレイ・ソレンティ。
本キャンペーンのテーマである「個性の研究/キャラクター スタディ」は、「LOEWE」にとって常に進化し続ける視覚表現の領野。
このシリーズの最新作である2025秋冬プレコレクションのキャンペーンでは、グローバル ブランド アンバサダーを務めるヤン・ミーのほか、俳優のグレタ・リー、ジョシュ・オコナー、ステファヌ・バクが、グレイの率直かつ冷厳なまなざしを通じて写されている。
抽象的でありながら実用的なフォルム、身体と衣服の間に生まれる遊び心溢れる対話は「LOEWE」の真髄といえる。



Photo: Gray Sorrenti /Courtesy of LOEWE
大きな窓やガラスの壁など、モダニズム建築特有の無機質かつエレガントな意匠は、人物たちのまとう衣服と呼応しつつ、それらの生み出す豊かな 「反射面」によって、観る者は絶えず思考を誘われることに。あたたかな光は空間全体に広がっているが、場所の手がかりとなる地理的情報は意図的に消去されている。ロエベのシグネチャーであるスケール、プロポーション、 ディテールのわずかな操作、絶えず切り替わる接視と遠視によって、 目に見えるものすべては微かに違和感をはらむ。



Photo: Gray Sorrenti /Courtesy of LOEWE
映画的な状況設定のなか、どこか宙吊りで不穏な静寂に佇む主人公たち。 リハーサル中なのか、役作りの最中なのか。研究に没頭する学者か、執筆に 夢中な作家なのか。ジョシュはソファにもたれ、思索に耽るような表情でカメラを見つめる。ソファの粗い織地が、レザーのブルゾンやそばに置かれたフェザーライトパズルの滑らかな質感と溶け合いながら、思わず触れたくなるような温もりを生み出す。一方、ステファヌはパズルを手に、 瞑想しているかのように机に身を預ける。床に視線を落とすグレタの手にはマドリードバッグ。壁を背にしたヤンツイストドレスを身にまとい、アマソナ23クロップドを携えて、チェリーで片目を隠す。随所で室内に映り込む 草木の反射は、内と外の境界を曖昧にしている。



Photo: Gray Sorrenti /Courtesy of LOEWE
こうした、室内にありながらミステリアスな状況は、パターンとプロポーションの対話を通してワードローブを築き上げていくという本コレクションのコンセプトを際立たせている。流れるようなシルエットや野心的なテーラリング、そして秀逸に用いられるフローラルやレザーによって、「LOEWE」が追求するフォルムと素材へのダイナミックなアプローチが表現される。
シグネチャーバッグは新たなカラーと素材で展開。パズルはプレーンなモデルのほか、装飾的なバイカーベルト付きのモデルも登場し、マドリードバッグにはサプルグレインカーフスキンが加わる。新たなテキスタイルの万能なロールトップバックパック、レザーをまとったフリルが魅力のオラバッグも発売。
「LOEWE」2025秋冬プレコレクションは、店頭およびオンラインストアで 5月29日(木)に発売。
下記の店舗では5月22日(木)より一部アイテムを先行販売。
詳細は、loewe.com にて
2025秋冬プレコレクション先行販売店舗
カサロエベ銀座 / カサロエベ表参道 / ロエベ 伊勢丹新宿店 3F(ウィメンズのみ) / ロエベ 伊勢丹新宿店メンズ館 4F(メンズのみ)