HERMÈS|屋外でのドローイング体験を楽しむエルメスの巡回イベント 『エルメスのドローイングフェスティバル』

Photo: Courtesy of HERMÈS
『エルメスのドローイングフェスティバル』は、「HERMÈS」のあらゆるクリエイションを繋ぐ糸ともいえる“ドローイング”を、思い思いに楽しんでいただくイベント。誰でも参加可能で、手を動かし描くことの自由な楽しさを体験できる機会となっている。また、会期中には、1980年代からパリと日本で活躍する「HERMÈS」のために数多くの作品を手掛ける アーティストの河原シンスケと、メゾンの価値観とコレクションを表現する1973年創刊の『エルメスの世界(Le Monde d’Hermès)』の編集長であるオリヴィエ・ウィッカー氏によるトークも開催される。4日間にわたって開かれるイベントを通じて、アカデミックなデッサンや伝統的な絵画形式にとらわれない、線が持つ普遍的で自由な力を分かち合うひとときとなる。
ー太陽の光のもとでー
来場者は、「HERMÈS」のドローイングの世界を伝える「ペンシル・ライダー」たちに迎えられ、各種のクリエイティブな ワークショップを自由に巡る。 会場には、さまざまな姿勢でドローイングを体験できる馬型のイーゼルや、被写体となった巨大なネクタイをはじめ、 さまざまなドローイングにまつわる体験が各所に広がっている。描くということには無限のバリエーションがあるが、「HERMÈS」はあらゆる形のドローイングを大切なものとして考えている。会場で体験する、巨大なウォール へのペインティング、即興で描くスケッチ、エルメスのスカーフ”カレ”を彩る塗り絵―ドローイングは、すべての芸術 のはじまりとも言えるだろう。会場では『エルメスの世界(Le Monde d’Hermès)』の最新号も。
ー個性を描き出す線ー
「HERMÈS」の職人によるものづくりの始まりから最後の完成までも含む“ドローイング”は 、メゾンの歴史を紐解けばそのあちこちに常に息づいている。「HERMÈS」の第4代社長であるロベール・デュマが、ノルマンディーの港を散策中にブレスレット《シェーヌ・ダンクル》の着想を得たときも、ノートにまずスケッチをしたそう。
この錨の鎖から着想を得たコマは、やがてメゾンを象徴するモチーフとなる。この「驚き」への渇望を、「HERMÈS」のアーティスティック・ディレクター、ピエール=アレクシィ・デュマはこう語っている。
ードローイングとは物語を紡ぐ語り手であり、描かれる線はその物語の一節。ドローイングはあらゆるジャンルをつなぐ魔法のような糸であり、豊かな喜びを運び、軽やかに、限りない自由で もって、私たちを夢中にさせてくれます。「HERMÈS」では、ドローイングは自分たちの活動のために描くのではないのです。むしろ、私たちこそが、ドローイングによって心を動かされるのですー
すべての礎であり、かつ変幻自在なドローイングは、エルメスのあらゆるサヴォワールフェールの出発点となる。
ー何にもとらわれないスケッチー
『エルメスのドローイングフェスティバル』は屋外でのさまざまなワークショップを通じて、自 由なドローイングの世界を体験する旅へと誘う。アーティストも、今まさにアートの力を芽吹かせる世代も、あらゆる世代が対象。ドローイングへの情熱は、メゾンの原動力であり、存在理由そのもの。このフェスティバル で自由に想像力を羽ばたかせ、自分の中に眠る描くことへの情熱に出会う驚きと喜びを体感できる機会となっている。
『エルメスのドローイングフェスティバル』
日程: 2026年5月28日(木)~31日(日)
会場:グラングリーン大阪・うめきた公園
時間: 11:00~18:00
入場無料・一部のワークショップ、トークセッションは予約制
30日(土)、31日(日)14:00~15:00には河原シンスケ&オリヴィエ・ウィッカーによるトークが開催予定