HILLSIDE FORUM|「光」と「祈り」。コロナ禍を機に生まれた瀧本幹也の新作による写真展が開催中
写真家、瀧本幹也が約10年ぶりに新写真集『LUMIÈRE』と『PRIÈRE』を発刊。それを記念し、写真展 「LUMIÈRE / PRIÈRE」が12月5日(木)から12月15日(日)まで、代官山ヒルサイドフォーラム にて開催される。
今回展示されるのは、約60点(大型作品含む)の作品。斜めに配置された天井に写真を展示し、来場者は横になった状態で見上げるという、独自の展示方法を採用している。またインスタレーション作品や映像作品もあわせて公開される。
コロナ禍で瀧本が偶然目にした野に咲く菜の花をきっかけに生まれた「LUMIÈRE」(フランス語で光を意味する)は、その内部に息づく「小宇宙」を探求すべく、小型カメラひとつで野の草花を見つめたシリーズ。
一方、寺院を歩いて巡りながら撮影されたのが「PRIÈRE」(フランス語で祈りを意味する)シリーズ。「円融 」という言葉に出会った瀧本が静寂の中にたたずむ古都の寺社を訪れたとき、過去から現在、そして未来へと脈々と続いてゆく時の流れに自らも連なっていることを感じたという。
惑星や宇宙、生命に魅了され表現してきた写真家が、写真を撮る歓びを再認識して生み出した2つの新作を鑑賞できる機会となっている。
瀧本幹也 写真展 「LUMIÈRE / PRIÈRE」
会期:2024年12月5日(木)〜12月15日(日)※会期中無休
会場:代官山ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラスF棟1F
時間:11:00〜20:30(最終入場 20:00)/ 最終日(10:00-18:00)
入場料:500円 高校生以下無料
瀧本幹也 プロフィール:
1974年生まれ。藤井保に師事したのち、1998年に写真家として独立。以後、広告写真やCM映像をはじめ国内外での作品発表や出版など、幅広く活動を続ける。