Jim Jarmusch|定番作から話題作まで、ジャームッシュ監督が手がけた全7作が4月26日より上映
長年インディペンデント・シーンを牽引し、世界中の映画人たちから愛されリスペクトされてきた鬼才ジム・ジャームッシュ監督。今年2月のFilmarksでは『ナイト・オン・ザ・プラネット』 がリバイバル上映されるなど、近年では若い映画ファンにもその人気が広がっている。そんなジャームッシュ監督が今までに手がけた作品が、4月26日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマート心斎橋、アップリンク京都にて特集上映される。
今回上映されるのは、定番の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『ナイト・オン・ザ・プラネット』 ほか、ジャームッシュ監督と親交のある巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督の大ヒット作『PERFECT DAYS』との類似性が話題となった『パターソン』、今年の大阪コミコンで来日が予定されている俳優 トム・ヒドルストン主演の『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』など、全7作品が各劇場のセレクトごとに上映される。
1.『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
アダムとイヴという名を持つ2人の吸血鬼を主人公に描く、異色のラブ・ストーリー。スマホやインターネットを使いこなす彼らは、血を吸うために人間を襲うようなことはせず、現代の街でひっそりと暮らしている。しかしイヴの妹エヴァが現れたことによって、平穏な生活は終わりを告げることとなる。
2.『コーヒー&シガレッツ』
コーヒーとタバコを囲みながら繰り広げられる、11のエピソードを綴った珠玉の短編集。個性豊かなジャームッシュ作品の常連俳優やミュージシャン、コメディアンや無名の新人までが登場し、それぞれが思い思いの話を展開していく。
3.『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
NYで自由気ままに暮らしていたウィリーはある日、叔母の頼みでハンガリーから渡米した従妹のエヴァを預かることに。初めは噛み合わない2人だったが、同じ時間を過ごすうちに徐々に打ち解けていく。ウィリーの親友、エディも加わり3人の取り留めのない日々が始まった。
4.『ダウン・バイ・ロー』
不良のジャック、ラジオDJのザック、そしてイタリア人のロベルトがニューオリンズの刑務所、同じ房のなかで出会う。ある日、偶然見つけた抜け穴から3人はなんと脱獄に成功。外の世界では行く当てもなく、目的地のない珍道中が繰り広げられていく。
5.『ナイト・オン・ザ・プラネット』
ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、タクシーの車内で展開される、運転手と客との巡り合いをオムニバス形式で描く。地球という同じ星、同じ夜空のもと、それぞれ違ったストーリーが繰り広げられていく。
6.『パターソン』
ニュージャージー州のパターソンという街に住む、パターソンという名の男の7日間の物語。バスの運転手をしながら詩を書きためる彼は、妻のローラ、愛犬のマーヴィンと共に、何気ない毎日を過ごしている。一見代わり映えのしないパターソンの日常をユニークな人々との交流と、思いがけない出会いとともに描く。
7.『ミステリー・トレイン』
ブルースとソウルとロック、そしてエルヴィス・プレスリーを生んだメンフィスの街を舞台に3つの物語が交差するオムニバス形式の作品。それぞれがそれぞれの場所で、同じ夜汽車を眺め、エルヴィスの「ブルー・ムーン」を聞き、翌朝1発の銃声を耳にする、ワンナイト・ムービー。
<上映作品>※予定
【ヒューマントラストシネマ有楽町】
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
『ミステリー・トレイン』
『ナイト・オン・ザ・プラネット』
『パターソン』
【新宿武蔵野館】
『コーヒー&シガレッツ』
『パターソン』
【シネマート心斎橋】
『ミステリー・トレイン』
『ナイト・オン・ザ・プラネット』
『パターソン』
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
【アップリンク京都】
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
『ミステリー・トレイン』
『ナイト・オン・ザ・プラネット』
『パターソン』
『ダウン・バイ・ロー』
『コーヒー&シガレッツ』
配給・宣伝:ロングライド
WEB:longride.jp