中村キース・ヘリング美術館|作品に込められた「平和」と「自由」へのメッセージを紐解く展覧会が開催
来年戦後80年を迎える今。キース・ヘリングの反戦・反核を訴える取り組みを辿り、作品に込められた「平和」と「自由」へのメッセージを改めて現代の視点から紐解く展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」が、中村キース・ヘリング美術館にて開催される。会期は2024年6月1日(土)から2025年5月18日(日)まで。
副題「誰がそれをのぞむのか」は、ヘリングが広島平和記念資料館を訪れた際に日記に残した「誰が再び望むのだろうか?どこの誰に?(原文:Who could ever want this to happen again? To anyone?)」という言葉に着想を得ている。ヘリングの眼差しを通して世界が抱える課題に向き合い、現代における「平和」や「自由」の意味について考えることを目的としている。
ヘリングが社会の動向に関心を抱くようになった経緯として、彼の幼少期のエピソードの紹介からスタートする本展。いくつかの事例を通してその変遷を辿ると同時に、ヘリング作品の中でも抽象的な作品が並置され、社会的背景を踏まえた視点からヘリングの抽象表現の鑑賞を提案する。
「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」
会期:2024年6月1日(土)〜2025年5月18日(日) ※定期休館日なし
会場:中村キース・ヘリング美術館
住所:山梨県北杜市小淵沢町10249-7
時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
料金:大人 1,500円/16歳以上の学生 800円/障がい者手帳をお持ちの方 600円/15歳以下 無料
主催:中村キース・ヘリング美術館