KOMIYAMA TOKYO G|50年に及ぶ大類 信の軌跡に迫る「大類信個展」が9月6日より開催
日本にクリエイティブ・ディレクターという言葉が浸透していない頃から、デザイナー、アートディレクター、編集者、出版者、ギャラリスト、画家、陶芸家等としてマルチに活動する大類 信。海外のボンデージ、フェティッシュカルチャーを日本に持ち込んだ先駆者としても知られている。
多くのアーティストに影響を与え続けている大類が今回、個展「大類信個展」をKOMIYAMA TOKYO Gにて開催する。会期は9月6日(金)から9月29日(日)まで。
本展では、ライフワークである墨によるドローイング作品、コラージュ作品、セラミック作品に加え、大類が手掛けたポスターや書籍等が展示される。洗練された美意識が築き上げた、50年に及ぶ大類の軌跡を堪能できる内容となっている。
大類 信 プロフィール:
1949-1970年代初期より雑誌『ROCKIN’ON』でデザイナーを務め、1980年代には「Fiction inc.」を設立。『SALE2』の出版やデザインワークを通し、ジョン・ウィリー等欧米のコアなアーティストやフェティッシュカルチャーをいち早く日本に紹介。一つの文化として根付くきっかけを築いた。後に雑誌『purple』ではアートディレクターを務め、RSP(Radical Silence Production)名義では『THE international』を出版し、「videotheque」ではラス・メイヤーのカルト的映画を上映。1990年代には、都内にギャラリー兼ナイトクラブ「THE deep」をオープン。「DEEPER THAN UNDERGROUND」をコンセプトの一つとし、1990年代後半にはパリでも展開。森山大道による写真展等を開催し、2000年代以降はパリに移住した。数々のブームの火付け役であり、アートやエロティシズムへの繊細な美意識とピュアな感覚をもとにジャンルを超えて影響力を持ち続けている。
「大類信個展」
会期:2024年9月6日(金)〜9月29日(日)
休廊:火曜、水曜
会場:KOMIYAMA TOKYO G
住所:東京都千代田区神田小川町 3-20-4 第2龍名館ビル 1F D
時間:12:00〜18:30 ※日曜、祝日 12:00〜17:30
WEB:https://www.book-komiyama.co.jp