SAINT LAURENT|SAINT LAURENT RIVE DROITE ANDY WARHOL EXHIBITION

Photo: Courtesy of SAINT LAURENT
サンローラン リヴ・ドロワ パリでは、クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロのキュレーションによる アンディ・ウォーホルの写真展「Banal Objects(平凡なオブジェクト)」を、2026年4月23日から2026年7月15日まで開催。
ウォーホルは、広告業界でキャリアをスタートさせた後、芸術活動に専念した。1960年代の視覚文化を牽引し、ポップ アートを代表するアーティストとして、大衆芸術やセレブリティの概念を刷新。シルクスクリーン作品や絵画の制作で広く認知されている一方、ポラロイドを中心とした写真表現は、彼の創作活動において重要な役割を果たしており、アメリカン・ポップを象徴するアイコンとしての地位を確立した。
1960年代以降、ウォーホルはポラロイドや35mmカメラを用いて、自身の日常や世界の捉え方を記録しながら、 セレブリティやアーティスト、さらにはアートやファッション界の人物たちのポートレートを数多く手がけた。即時に撮影され、 加工を施さないポラロイド作品は、芸術をスピーディなプロセスとして、またセレブリティを瞬時に消費される存在として捉える、 彼独自の視点を体現している。こうした写真表現は、単なる利便性にとどまらず、芸術や文化に対する彼の思想を体現する概念的なアプローチでもあった。ウォーホルはこれらの機械的なツールを用いて、日常にありふれた対象を捉え、それらを 新たな価値を持つ存在へと引き上げています。伝統的な芸術の序列にとらわれず、反復や大量生産、さらには消費文化を共有 する認識の積み重ねの中で意味が立ち現れるという、民主的な視点を取り入れた。
1970年代後半に制作された「Banal Objects」シリーズは、ウォーホルが日常のありふれたオブジェクトを独自の視点で 捉えた写真作品で構成。ウォーホルはこうした何気ないものをあえて取り上げることで、それらに新しい意味を与え、 「何が芸術とみなされるのか」という従来の概念に問いを投げかけた。無加工のポラロイド写真を用いることで、被写体のリアルさやその瞬間を切り取ったような臨場感が際立ち、こうしたアプローチを通じて、ウォーホルは現代社会における日常物の 美的・文化的価値を見つめ直すよう鑑賞者に促している。
会場となるサンローラン リヴ・ドロワは、パリ・サントノーレ通りに位置する、アートやカルチャーを発信するコンセプトストア。 ファッションにとどまらず、音楽、写真、ヴィンテージや書籍など多彩な要素を融合し、現代のライフスタイルを体現する場として展開されている。
本展にて展示される作品はすべて購入可能であり、会期終了後は世界各地のサンローラン リヴ・ドロワでも巡回を予定。
■ 開催概要
展覧会名 : アンディ・ウォーホル 写真展「Banal Objects」
会期 : 2026年4月23日 – 2026年7月15日
会場 : サンローラン リヴ・ドロワ パリ
住所 : 213 RUE SAINT-HONORÉ, 75001 PARIS