京都 蔦屋書店|伝えたくても伝えられない思いをベールをまとった女性で表現する。中村桃子の個展が開催
無表情な女性と草花のモチーフが特徴的な作品を描くアーティスト / イラストレーター中村桃子の個展「Veil」が、9月21日(土)から10月8日(火)まで京都 蔦屋書店にて開催される。
国内外での展示のほか、クライアントワークなど多方面で活躍を続けている中村。あえて無表情なモチーフを描くことで、鑑賞者が多様に解釈できるような想像の余白を与えている。中村にとって絵を描くことは、自分自身を振り返り気持ちを整理することにも繋がっているという。
本展では、「伝えたいけど伝えられない」という作家自身の思いを、“Veil(ベール)”をまとった女性の姿に投影した新作油彩画15点が発表される。
アーティストステートメント
夜になると絵がわたしを包み込んでくれます。かなしいときは未来のわたしがわたしを覆いかくしてくれます。嘘をつきたくなったら絵を描けばいい。そうすればいつか本当のことが言える気がします。ヴェールを被れば、ちいさな声も、近くの人にはきっと届くでしょう。――中村桃子
中村桃子個展「Veil」
会期:2024年9月21日(土)~10月8日(火)
会場:京都 蔦屋書店 6F ギャラリー
住所:京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
時間:11:00~20:00
入場料:無料
WEB:https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/42436-1147330829.html
中村 桃子 プロフィール:
1991年東京生まれ。桑沢デザイン研究所ヴィジュアルデザイン科卒業。 グラフィックデザイン事務所を経て、画家/イラストレーターとして国内、アジアを拠点に活動。展示の他に、広告、装画、雑誌、音楽 、アパレルブランドのテキスタイルなど。 普段書き留めている言葉から自分の今の感情を確認するように、絵を描く。生き物の様な特徴的な花と無表情な女性を主なモチーフとしている。