GUCCI|GUCCI PROSPETTIVE 3: ITALIANE ANCORA
GUCCI PROSPETTIVE 3 COVER Photo: Photo: Courtesy of Gucci
『Gucci Prospettive 3: Italiane Ancora』は、イタリアの女性たちによるアートへのトリビュートであり、世代間のつながりをポートレートやテキスト、画像を通して探究し、クリエーティブな歩みやアーチスティックな影響についてメゾン固有の視点を提示している。「Italiane Ancora」と名付けられた本書は、「GUCCI」のコレクション発表に合わせてContrasto社より出版されるブックシリーズ『Gucci Prospettive』の第3弾。『Gucci Prospettive』は、毎号特定のテーマに基づいて、ファッション、アート、カルチャーの対話を生み出しながら、進化するプラットフォームを構築している。
Carla Accardi, Biancobianco, 1966. Copyright Carla Accardi by SIAE 2024 / Courtesy Archivio Accardi Sanfilippo
Carla Accardi, Bianco Bianco, 1969. Copyright Carla Accardi by SIAE 2024 / Courtesy Archivio Accardi Sanfilippo.
クリエーティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノは、彼女たちのインスピレーションの源泉や、文化的遺産が時を超えてどのように伝承され、再生されていくのかを探求している。本書では40名の若手女性アーティストの作品が彼女たちのミューズと交錯し、イタリアのアートと文化における女性の役割を讃える対話が繰り広げられている。本号では、イタリアのアートおよび文化における女性たちの歴史的貢献にフォーカスし、ダダマイノが創り出す表層、カルラ・アッカルディによる色の反復、 マティルデ・カッサーニの2次元的な介入など、「GUCCI」2025年春夏コレクションに共鳴する表現を取り上げている。
Carla Accardi, Roma 1966. Photo by Ugo Mulas – copyright eredi Ugo Mulas
世代を超えた対話を生み出すというこの書籍の意義を更に深めるため、ミラノのオエプリ書店にて『Gucci Prospettive 3: Italiane Ancora』の特設コーナーが設置されている。これは参加アーチストたちの声を増幅し、彼女たちの文化的遺産の重要性を促進するための一歩となり得る。ミラノの歴史的な名 所であり、文化と出版のランドマークであるオエプリ書店は、このプロジェクトにとって理想的な舞台。また、このビジョンのもと、オエプリ書店では9月19日から21日(現地時間)まで、本書とともに、「GUCCI」が選定したイタリアの アートと文化に大きな影響を与えた女性作家や美術批評家の作品が並べられ、より広い文脈の中で探究、理解、そして 交流の機会を提供した。
Dadamaino, Volume, 1959. Courtesy Archivio Dadamaino
このプロジェクトについて、デ・サルノは「『Gucci Prospettive』は、創刊から観察、研究、探求のためのツールとして存在してき ました。クリエーティビティを讃えるツールであり、時に応じたテーマを持ちながら永続することを意図しています。その結果、この号では生身の肉体を持ち、確かな実体あるアイコンの集合体が生まれました。彼女たちの作品は現実に多大なインスピレーションを与えています。寄せられた回答は、思いもよらぬ、そして予測できない道へと私たちを導き、次々と上がる名前とともに独自の形を成していきました」と語っている。
Dadamaino, anni ’90. Photo by Donata Pizzi. Courtesy Archivio Dadamaino
“CORPICORPI” di Matilde Cassani Studio per Gucci Prospettive 3. Set di segnalibri. Photo: courtesy of Gucci