2023.9.13

Tamme｜独自の路線をひた走る「タム」が各地でポップアップイベントを開催

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1 Tamme｜「タム」が東京、仙台、富山でポップアップイベントを開催。2023-24年秋冬コレクションの根幹にある矛盾の理解から個を確立するプロセスを時間と空間で表現する
2 外から内を覗いた時に見える矛盾によりそれを理解し、個の確立を思索する創作

Tamme｜「タム」が東京、仙台、富山でポップアップイベントを開催。2023-24年秋冬コレクションの根幹にある矛盾の理解から個を確立するプロセスを時間と空間で表現する

Photo: ©︎Tamme

ブランドの創作を始めとした観念、思考、実践を内から外に解放する時、時間や場所、そこに集う人々が明確に意識する、もしくは包み込むサインが刻まれている。「タム」の2023-24年秋冬のポップアップはコレクションに纏わるサインは「クォーテーション」。「我々ブランドという内側から外に向けて発信する機会として、ポップアップイベント‘ “out –of” ’を開催いたします。タイトルの‘ “out –of” ’は、内側にある”(ダブルクォーテーション)が私たちブランド、外側から包む’ (クォーテーション)がお店を表しています」とリリースには記されている。

外から内を覗いた時に見える矛盾によりそれを理解し、個の確立を思索する創作

「タム」の2023-24年秋冬コレクションは、ブルータリズム建築から着想を得て、外側の無機質な壁面のひび割れから覗く、内側のあたたかな光や生活感、という二面性を表現している。それは、個々の精神性にも繋がり、周囲と同化し保護するためだが、劣化するシェルの認識が、本来こうありたいと欲する弱さを持つ自身の内面の再発見を促す。その矛盾を抱きつつも、「矛盾の理解」こそ、アイデンティティーと確立に結びつくというブランドの思考は、今シーズンのあらゆるディテールに表れている。本ポップアップイベントでは、破損したコンクリート壁を模したオリジナルの什器を用いて、シーズンテーマを表現した空間の中に、幅広いラインナップでコレクションが展開される。