GINZA SIX|「太陽の塔」をオマージュした新作アートが中央吹き抜けに展示。同シリーズの彫刻作品も
4月に開業7周年を迎える銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」の施設中央に位置する吹き抜け空間にて、現代美術作家・ヤノベケンジによる、旅をしながら福を運ぶ猫「SHIP’S CAT」シリーズの新作アート「BIG CAT BANG」が展示される。期間は2024年4月5日(金)から2025年夏(予定)まで。
地球を含む銀河をイメージしたというこの空間には無数の宇宙猫が空を舞い、「太陽の塔」へのオマージュである宇宙船が浮かぶ。ビッグバンから現在までの宇宙のダイナミズムを新しい生命の物語として紡ぎ出す。
また4Fには、「SHIP’S CAT」シリーズの彫刻作品も展示される。「SHIP’S CAT」とは、大航海時代に長い航海に乗船した「船乗り猫」のこと。宇宙を航海する未来の希望を予兆し、安全や出会いを助ける守り神となって、混迷する世界においても、人々や若者の旅を導いて欲しいという願いが込められている。
ヤノベケンジ プロフィール:
現代美術作家 / 京都芸術大学教授
1965年、大阪生まれ。1990年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2017年、「船乗り猫」をモチーフにした、旅の守り神「SHIP’S CAT」シリーズを制作開始。2022年に開館した大阪中之島美術館のシンボルとして「SHIP’S CAT(Muse)」 (2021)が恒久設置される。