Julien Temple|厄介な天才シンガー、シェイン・マガウアンを偲ぶ。ジョニー・デップ製作のドキュメンタリー映画「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」の追悼上映が決定

Julien Temple|シェイン・マガウアンの人生に迫る映画「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」が12月22日より順次追悼上映

© The Gift Film Limited 2020

5歳から飲酒や競馬、タバコを嗜み、10代でドラッグ地獄に転落。そこから這い上がるように始めたパンクバンド「ザ・ポーグズ(THE POGUES)」のフロントマンとして、カルト的人気を博したシェイン・マガウアン。アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き上げ、厄介者ながら天才的バンドマンとして一斉を風靡した彼だが、2023年11月30日にその人生の幕を閉じた。そんなシェインの生涯を悼み、同時に祝福するように、30年来の友人であるハリウッドスター、ジョニー・デップが製作したドキュメンタリー映画「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」が追悼上映される。

© The Gift Film Limited 2020

ライブ中に泥酔して退場、素行が悪すぎてバンドから追放、長年にわたる酒と薬の濫用で50歳にして全歯を失うなど、音楽史に残る仰天事件を連発してきたシェイン。本作では彼の爆弾発言だらけのインタビュー映像に加え、貴重なライブ映像を公開する。さらに、ロックバンド「プライマル・スクリーム」のフロントマンであるボビー・ギレスピーや、ジョニー・デップがインタビュアーとして出演し、当時のシェインの心の内を聞き出すことに成功。アイルランドで過ごした子供時代からロンドンのパンク・シーンで活動したシェインの軌跡を通じて、彼の情熱、ユーモア、深い音楽知識、歴史、ポップカルチャーが見事に描かれている。

© The Gift Film Limited 2020

監督を務めたのは、「ビギナーズ」や「セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル」などの音楽ドキュメンタリー映画で知られる巨匠、ジュリアン・テンプル。シェインの一筋縄ではいかない歴史を紐解いて鮮烈に映像化した本作は、第68回サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

12月25日のクリスマス当日は、シェインの生誕日。今回の追悼上映はそれに合わせるように、12月22日(金)より順次上映される。上映劇場は公式Xにて随時告知予定。また12月23日(土)には、アップリンク吉祥寺にて、本作の字幕監修を務めたピーター・バラカンの登壇が決定している。

© The Gift Film Limited 2020

「シェイン 世界が愛する厄介者のうた」 製作: ジョニー・デップ 監督: ジュリアン・テンプル 出演: シェイン・マガウアン、ジョニー・デップ、ボビー・ギレスピー、モーリス・マガウアン、シヴォーン・マガウアン、ヴィクトリア・メアリー・クラーク、ジェリー・アダムズ、ボノ他 2020年/アメリカ・イギリス・アイルランド/130分/英語/日本語字幕:髙内朝子/字幕監修:ピーター・バラカン R18+ 英題: Crock of Gold: A Few Rounds with Shane MacGowan  配給: ロングライド 公式サイト: https://longride.jp/shane/

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